産科オープンシステムについて

 

分娩の多くは正常に経過して元気な赤ちゃんが産まれ、母児ともに正常に回復します。しかし順調な経過でも妊娠中やお産の最中に突然急に異常な事態が発生する事があります。その結果、お母さんや赤ちゃんの状態が悪くなり緊急帝王切開が必要になったり、赤ちゃんが仮死状態で出生し専門的な処置が必要になったりします。このような場合は診療所での分娩では困難ですので、設備や医師の揃った病院で行うと安全で安心です。

 産科オープンシステムとは、診療所と周産期センターが連携して、妊婦健診は診療所で受け、分娩は周産期センターで行うことにより、妊産婦様の利便性を保ちながら、それぞれの医療機関の特性を生かした役割分担で、その機能を有効に発揮させるシステムです。

*妊娠中の定期検診は診療所でおこないますが、妊娠18~20週および30週~32 週は分娩病院を受診します。

*母親学級は分娩病院で受講します。